スマート公衆トイレ · 5区画の設計例

スマート公衆トイレ
環境・個室・清掃の状況をひと目で把握

男性用、女性用、バリアフリー・ファミリートイレ、共用手洗いエリア、清掃設備室を備えた一つの公衆トイレを想定します。各エリアの状態、匿名の個室利用状況、空気環境、漏水、照明・換気、清掃対応を一つの空間ビューにまとめます。管理者はエリアごとに異常を発見し、現場担当者は対象地点で対応して記録を残せます。

⌂ 公衆トイレ1か所・機能エリア5区画▤ PC画面5点・スマートフォン画面4点◇ 標準設計例
PC版3D全体図:男性用、女性用、バリアフリートイレ、共用手洗いエリア、清掃設備室を表示
図1・5区画の3D全体図。空間、設備一覧、清掃・昼間・夜間シーンを一つの入口にまとめています。画面にはDEMOとoffline simulationの表示があります。右側の110は画面上のエンティティ数で、購入設備の数量ではありません。

従来の公衆トイレ管理では情報が分散しがちです。清掃担当者は定時巡回をしても優先すべき区画が分からず、設備の故障は現場で発見されてから段階的に伝達され、個室やバリアフリー空間の状況も一元化しにくいものです。本提案では「状態を確認→地点を特定→担当者が対応→復旧を確認」という作業の流れを整えます。

5区画の全体図匿名の個室利用状況臭気と環境漏水通知照明と換気清掃対応の完結

01 · 設計条件:公衆トイレ1か所、機能エリア5区画

数量はモデルレイアウトに基づく概算です。個室、回路、給水系統、既存設備の接続条件は現場図面と調査で確認します。

1モデル公衆トイレ
5管理対象エリア
3照明・換気シーン
1統一された空間入口

5区画は男性用、女性用、バリアフリー・ファミリートイレ、共用手洗いエリア、清掃設備室です。設備の概算では男性用と女性用に独立した個室を各3室、計6か所の匿名占有検知点を想定します。環境測定は各区画に代表点を1点、計5点とします。デモ画面のエンティティ数には状態、シーン、模擬地点が含まれ、実際の購入数量には換算できません。

02 · 構成:エリア検知、現地接続、清掃ワークスペース

場所と状態を対応付け、設備イベントを処理可能な業務に変えます。

空間と設備個室利用、温湿度、ガス測定、扉状態、漏水、ごみ箱、照明、換気、配電
↓
現地接続センサーの通信方式と電気条件に応じて接続し、既存のスイッチ、配電保護、現地操作を維持
↓
イベント規則場所、測定時刻、しきい値、継続時間、操作応答、担当者の処置を記録
↓
担当者向け画面清掃担当者用モバイル画面、設備当番用PC画面、管理サマリー、設定バックアップ

3D画面は状況確認、場所の特定、権限に基づく操作要求に使用します。照明と換気の連動可否や実行条件は、既存設備の接続口、現地の電気条件、試運転結果によります。トイレの洗浄やバリアフリー用の救援要請はデモシーンから自動起動しません。

03 · エリア全体図:一枚の図から各空間へ

巡回も修理依頼も、まずエリアを特定し、設備の識別情報と現在の状態を確認します。

男性用・女性用トイレ

個室と共用エリアを分けて利用状況、環境、設備異常を確認し、利用者の身元は記録しません。

バリアフリー・ファミリートイレ

扉状態と救援要請入力を独立して表示し、対応担当者と到着までの手順を明確にします。

手洗いエリア・清掃室

洗面設備、漏水、消耗品、清掃設備の状態を巡回経路に組み込みます。

04 · 清掃と手洗いエリア:通知から確認まで

一つの問題について、発生源、担当者、復旧時刻を確認できるようにします。

必要に応じた巡回

エリアの異常と定期巡回を一緒に表示し、漏水、設備故障、優先度の高い清掃事象から対応します。

現場での記録

担当者は到着時刻、原因、実施した措置、写真や備考を記録します。「割当済み」を「解決済み」の代わりにしません。

確認して終了

当番担当者は測定点の復旧と必要な現地確認を行ってからイベントを閉じ、追跡できる記録を残します。

05 · 空気環境と個室利用状況:必要なデータだけを取得

測定場所、単位、時刻、設備状態を一緒に表示し、デモ数値を実際の現場結果と混同しないようにします。

スマートフォンの硫化水素センサー詳細:デモ値0.02 ppmと読み取り専用状態を表示
図6・スマートフォンのガス測定画面。硫化水素のページには0.02 ppmと「状態と意味のみ読み取り、HAから直接取得」と表示されます。この数値はデモ画面の読み取り値です。警報しきい値はセンサー資料と現地条件に基づいて設定します。
スマートフォンのエリア設備一覧:紙量、ごみ箱、消臭設備、洗浄弁の監視状態を表示
図7・モバイル設備一覧。個室のトイレットペーパー残量、ごみ箱の満杯状態、消臭設備、「監視のみ」の洗浄弁などが表示されます。表示の百分率はデモ値で、実際の消耗品寿命や節水効果を示しません。

空気の測定点

温湿度と接続済みのガス指標をエリア別に表示し、しきい値、継続時間、再測定条件を機器の測定範囲と合わせて設定します。

匿名の利用状況

個室の「空室/使用中」状態と設備イベントだけを保存し、顔、身元、個人の移動履歴は扱いません。

消耗品と水使用

紙量、ごみ箱、水道メーターは公開インターフェースがあれば接続できます。収集機器が未設置の場合は手動巡回記録を使用します。

06 · 昼間・夜間・清掃シーン:要求と応答を両方確認

シーンは照明と換気の管理に使用し、実行結果は実際の回路状態で確認します。

SCENE 01

昼間

開放時間帯に共用エリアの照明と必要な換気を要求し、回路応答と故障状態をそれぞれ確認します。

SCENE 02

夜間

夜間用の照明グループへ切り替え、必要な換気を維持し、運転中の設備を明確に表示します。

SCENE 03

清掃

立入りが許可されたエリアで作業用照明と換気を使い、清掃終了後に担当者が復旧を確認します。

SCENE 04

異常

漏水、設備の通信断、環境値超過は別々のイベントとして記録し、シーン切替だけで自動的に解消扱いにしません。

異常例・手洗いエリアの漏水警報

画面にエリア、測定点、発生時刻を表示し、当番担当者に水源の確認と現地処置を依頼します。処置後にセンサーの復旧と作業記録を確認します。「通知済み」を「漏水解消」と表示しません。

07 · 設備イベントから現地対応までの完結した流れ

各担当者が次に行う作業を把握できます。

測定点で異常を検知エリア、状態、時刻、しきい値
→
プラットフォームが分類して通知漏水、環境、消耗品、設備
→
現場担当者が対応確認、修理、補充、清掃
→
当番担当者が確認して終了復旧の証拠とイベント記録
清掃担当者

エリア別の作業を確認し、現地対応後に結果を入力します。

設備担当者

漏水、照明、換気、配電の異常箇所を特定します。

当番担当者

バリアフリー用救援要請の通知を受け、現地対応を手配して復旧を確認します。

管理者

処理時間、未完了イベント、設備状態を集計します。デモデータを運用成果として示しません。

08 · モデル設備・接続一覧

確認済みのHAIOTS製品型番を表に記載し、それ以外は空欄にします。数量は5区画のモデルレイアウトに基づく概算です。

プラットフォームと現地入口

製品名型番数量構成用途と選定理由
企業向けIoT統合スマート制御ゲートウェイHAI041台5区画のデータとシーンルールを集中接続します。容量、通信方式、設置場所は現地点表で再確認します。
HA統合管理プラットフォームHMS1式、ライセンス確認エリア、担当者、イベント、操作記録を管理します。既存プラットフォームを再利用する場合はライセンスを確認し、重複購入を避けます。
シーン専用コントロールパネルHAQ040オプション1台清掃設備室の現地シーン入口として設置します。電源、通信方式、権限に応じて決定します。

環境、個室、救援要請

製品名型番数量構成用途と選定理由
温湿度・照度センサーHA AIR04暫定5台各区画に代表点1点。直接の送風、日射、局所的な水蒸気を避け、環境の傾向を収集します。
硫化水素などのガスセンサーオプション3台男性用、女性用、清掃室に各1点。測定範囲、設置高さ、校正、しきい値は機器資料に従います。
匿名の個室占有センサー暫定6個男性用・女性用に各3室、各室1点。占有状態だけを出力し、個人の身元は取得しません。
紙量・ごみ箱満杯センサーオプション7個6室の紙量測定点と共用ごみ箱1点。適合するセンサーと設置条件がある場合のみ採用します。
バリアフリートイレ緊急呼出入力1組、現地で再計算専用呼出ボタンと当番担当者の対応体制に接続します。画面は入力を監視するのみです。音と光による警報と担当者の到着は別途検収します。
入口扉センサー・状態入力オプション4か所男性用、女性用、バリアフリートイレ、清掃室に各1か所。開放型入口には無理に設置しません。
単一回路用無電圧接点入力モジュールHA DI01オプション4個扉センサーに適合する無電圧接点があり、既存システムから読み取れない場合のみ、4入口に合わせて設置します。

水・電力・設備状態

製品名型番数量構成用途と選定理由
漏水検知点暫定5か所各区画の水がたまりやすい場所または配管のリスク箇所に1点。センサーの種類と配線は床と配管に応じて決めます。
既存の照明回路・状態インターフェース暫定5グループ各区画に少なくとも1つのモデル回路。適合する配電設備と保護を再利用し、実際の照明グループに合わせて調整します。
既存の換気設備・状態インターフェース暫定3グループ男性用、女性用、バリアフリートイレに各1グループ。モーター保護、応答、手動操作を確認します。
24回路リレーモジュールHA-M24162オプション1台照明・換気の負荷と集中配電条件に適合する場合のみ使用します。モジュール容量を理由に回路数を増やしません。
単相スマート電力量計HA EM14オプション1台公衆トイレ全体の電力計測例です。三相または回路別計測が必要な場合は別途選定します。
既存の水道メーターまたは公開計測インターフェースオプション1組独立した水道メーターと利用可能な通信口がある場合に水使用量の傾向を取得します。洗浄弁の監視状態から水量を推定しません。
既存の消臭設備・読み取り専用状態インターフェースオプション1組既存の消臭設備を再利用し、まず運転・故障状態を読み取ります。制御機能は個別に確認します。

納入と保守

製品名型番数量構成用途と選定理由
現地ネットワーク、電源、設置用部材1組、現地で再計算湿潤区域、弱電配線経路、機器保護、ネットワーク範囲を踏まえて設計し、現地操作を維持します。
測定点一覧、イベント規則、設定バックアップ1式区画番号、測定点、しきい値、シーン条件、担当者権限、故障復旧手順を納入します。
数量の根拠5区画×各区画の環境代表点1点=5点。男性用・女性用にモデル個室を各3室=匿名占有点6点。5区画に漏水リスク点を各1点=5か所。照明は暫定5グループ、換気は暫定3グループです。扉センサー、消耗品、ガス、水道・電力計、実行モジュールは既存システムと現地インターフェースに合わせて再計算します。画面上の110エンティティは一覧の設備数量ではありません。

一覧には既存の衛生器具、仕切り、洗浄弁、換気扇、照明器具、配電線自体は含めず、内部価格も掲載しません。未確認の型番はすべて空欄とします。

09 · 納入と検収:各通知の処理結果を確認

測定点の試験、現地操作、記録の完結によって提案を確認します。

エリアと利用状況

各区画の設備位置、番号、匿名の個室状態を確認し、個人の身元データがプラットフォームに入らないことを検証します。

環境と漏水

現地計器と画面の値を比較します。値超過や漏水を模擬し、時刻、エリア、通知、復旧を確認します。

シーンと手動操作

昼間、夜間、清掃の照明・換気をそれぞれ試験し、命令、機器応答、故障、既存スイッチの使用を記録します。

救援要請とネットワーク切断

バリアフリー用救援要請入力から当番担当者への通知、現地到着までを試験します。ネットワーク切断時に現地の救援要請経路と既存設備操作を確認し、復旧後の同期も確認します。

現地条件が変われば一覧も更新

実際の個室が6室でなければ占有点と紙量点を再計算します。開放型入口には扉センサーを設置しません。配電が分散した照明と換気には集中リレーモジュール1台をそのまま適用できません。水道メーターや消臭設備に公開インターフェースがなければ、手動巡回または独立した収集方式に変更します。

本提案は標準設計例です。同様のご要望がございましたら、専門のソリューションエンジニアにお問い合わせください。お客様に合わせた提案を構築します。掲載した画像はすべて既存の事例ソリューションの操作画面です。

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